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東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻
吉田研究室

はじめに

宇宙理論研究室では、数学、物理学理論、宇宙観測データ、スーパーコンピューター、機械学習/AIを駆使して宇宙の深遠な謎に迫っています。ビッグバン宇宙国際研究センターや カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)と連携して研究をすすめています。
宇宙理論研究室で大学院生活をおくる

大学院理学系研究科から吉田研に進学できます:
    物理学専攻に修士課程あるいは博士課程から入学する (入試案内はここ)
    質問や見学希望は私あるいは研究室メンバーにメールで問い合わせていただいてもかま いません。

カブリIPMUで研究する:
    吉田はIPMUの主任研究員を兼任しており、他の教員や研究員、大学院生らと観測的宇宙論や機械学習を用いた研究を行っています。

若手研究者の方へ:
物理学教室(本郷)で研究する
2つの方法があります: (1) 日本学術振興会特別研究員になる、(2) 科学研究費補助金や外部資金によるプロジェクト研究員になる
こちらのページを参考にしてください。

Kavli IPMUに研究員として滞在する
大きく分けて3つの方法があります: (1) IPMUの特任研究員になる、(2) 日本学術振興会特別研究員になる、 (3) 科学研究費補助金や外部資金によるプロジェクト研究員になる
こちらのページを参考にしてください。


研究分野: 観測的宇宙論、星-ブラックホール-銀河の形成進化、暗黒物質の素粒子的性質、機械学習/AI

研究紹介:  
ファーストスター

ダークマターの正体

ブラックホールの起源

 

分野ごとの研究論文

解説記事:  
ダークマターとダークエネルギー(「数理科学」 2011年12月号)

宇宙の構造形成シミュレーション (天文月報記事 2006年)

宇宙の一番星の誕生(「科学」 2008年11月号)

宇宙創成はじめの3億年(「パリティ」 2009年12月号)

英語でのレビュー論文:
Formation of the First Generation of Stars and Blackholes in the Universe

The First Galaxies

Structure Formation in the Early Universe

The Formation of the First Stars and Galaxies

Cosmic Structure Formation at Low and High Redshifts

大学院生との研究:
(国内):
超巨大ブラックホールの形成
重力レンズサーベイ観測とダークエネルギー
AI/機械学習を用いた超新星探索
ブラックホールによる潮汐破壊現象
惑星大気の光蒸発
ニュートリノ輸送方程式の解法
温かいダークマターモデル
初期宇宙からの水素21cm輝線強度
ファーストスター形成

(外国):
低金属星の形成
銀河系円盤の進化とマゼラン雲の軌道
初期宇宙でのブラックホール成長
小質量ハローの光蒸発
銀河衝突による円盤銀河の形成

 

宇宙理論研での生活

宇宙論ジャーナルクラブ 月曜10時半-
Astrophysics Sushi 火曜昼12時からKavli IPMUで
速報 月/水/金 昼
宇宙物理学ゼミ 木曜午前中
宇宙理論合同昼食会、セミナー 木曜昼


 

研究室を志望する方へ -指導方針-

  人の興味や能力は様々で、その組み合わせによりそれぞれのペースで上手に進化していくものだと思います。 大学院指導教員として私にできるのは、みなさんがやがて研究者として世界へはばたけるよう、 研究上のアドバイスをしたり励ましたり、また必要に応じていろんな学会、研究機関や研究者を紹介したりすることです。 大学院での具体的な研究トピックは上記の研究分野を参考に各自で選んでもらってもかまいません。 また、物理学教室やKavli IPMU, あるいは知の物理学センターでの環境を活かして新たな融合課題を追求するのも非常によいと思います。 吉田研では方法論は問いません。理論研究、コンピュータシミュレーションから AI/機械学習まで、宇宙の謎に迫るために使えるものは何でも使ってください。