発表者:江副 祐一郎 (首都大学東京)
場所 :理学部1号館431号室
タイトル:「惑星からのX線放射の現状と今後」

アブストラクト:

近年のX線天文衛星の進歩によって、太陽系のさまざまな惑星(金星、地球、火星、
木星、土星)がX線放射を出していることが明らかとなってきた。放射機構は主に、
太陽X線の惑星大気による蛍光散乱、太陽風と惑星超高層大気との電荷交換反応、
惑星磁気圏の keV 電子からの制動放射に大別できる。また最近の「すざく」衛星
による木星観測から、新たに磁気圏 MeV 電子からの逆コンプトン放射も示唆され
ている。こうした惑星からのX線放射は、惑星の大気分布、化学組成、高エネルギ
ー粒子の加速・損失機構を知る新たなるプローブとなると期待されており、将来
の探査衛星へのX線観測装置の搭載も検討されつつある。本セミナーでは、すざく
をはじめとする現在の衛星による観測結果について紹介し、 Astro-H, IXO, EJSM
衛星らの将来計画による今後の展望について述べたい。


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Last-modified: 2013-11-20 (水) 11:11:54 (1405d)